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Project Eden

テラ(地球意識の男性体)

地球に宿っている陽の意識(男性)の神霊。魂のパートナーであるガイアとともに地球を創造し、地球上の一切を生かし育んでいる。地球という惑星そのものを重力で保持し、自転や公転の周期などを調節して生命が存在できる環境を整え、どのような生物を生み出すかというビジョンを決めるのが、男性意識としてのテラの役割である。
テラは多様な惑星からさまざまな個性の魂を受け入れ、さらに他の惑星意識が敬遠したルシ(ルシフェル)すらも、我が子と思い引き受けた。これにより地球は、異なる価値観の衝突と混乱に満ち、宇宙でも有数の巨大な地獄界を持つ、善悪二元論を徹底的に経験しうる惑星となった。しかしテラの目標は、似たもの同士が集まるばかりで停滞を生んでいるオーム宇宙に対して、「自分とは異質なものを受け入れ、愛によって変換し、強力なエネルギーを無限に生み出す」という新たな愛の形態を発信し、宇宙の進化を促進することにある。これは本来、恒星レベルの神霊が行う高度な学びであり、それを惑星レベルで実践しようと決意したテラは、その崇高な理想によって「銀河系のプリンス」の称号を与えられている。

第5章 地球ファミリーとして

1.あなた方地球人は我が子である

2.地球という惑星単位における原因結果の法則

3.地球意識としてのテラとガイア

4.みな地球家族の一員だということ

5.地球家族の一員として自覚すべきこと

6.自分勝手なエゴイズムは捨てなさい

7.地球の使命

8.地球の愛のバイブレーションと一体化する

9.究極の二元論の中で学びなさい

10.地球家族の決算期が近づいている

11.愛を放つ神の子として生きてほしい

12.地球という星のミッションを果たすために

1.あなた方地球人は我が子である

地球に住む、いとしい我が子どもたちよ。ようこそ来られた。
あなた方の仲間が、過去幾度かわたくしのもとを訪れたことがある。しかし、わたくしのメッセージが、地上にいる者たちに届かなくなって久しい。わたくしの愛してやまない神の子たちよ。あなた方は今、この地球にありて、何を思い、何をなすべきか。そして、己自身の神性に気づき、どのように表現して命を輝かすのか。そなたたちが自らの使命を、役割を見失ってから、幾久しいように思う。

わたくしはかのときより、この地球という肉体をまとい、多くの命を送り出し、命の源として、その神の子たちを育んできた。
わたくしの命の中から、あなた方の命は生まれた。
わたくしの命は、大いなる神の御胸から生まれた。
だから、あなた方も大いなる宇宙の、大いなる神の御胸から、我が地に生まれてきた神の子である。

生まれてきた命の流れは、それぞれの光を輝かし、神の愛のエネルギーを表現する場を求める。
そして、愛に命を吹き込み、「生命」としてさまざまな宇宙空間にある場を使い、神の愛を表現していくのだ。

あなた方がつくられしときより、自らが気高き神の子であると気づき、あなた方ができる命の響きでもって、この宇宙を彩らなければいけない。
その手始めとして、我が身体である地球というこの場所に命を受け取るのだ。

魂においては、ほかの星で命を受けたとて、この地上で修行をする身体の命のエネルギーは、わたくしの身体のエネルギーの一部である。
だから、あなた方地球人は、我が身を分かち合った我が子である。
いとしい子どもたちであると、見守っている。

そなたたちにも親はおろう。
子がおる者もおろう。
もし親ならば、今の地球の状態を見て、どのように感じるか。
わかるだろうか。

わたくしは、そなたたちが知っているように、この物質界におけるあらゆる素材・マテリアルを提供し、そこに命を吹き込み、一切の命を育み、そなたたちが己自身の魂の尊さに気づき、神の愛を表現するのを待ちわびてきた。

2.地球という惑星単位における原因結果の法則

宇宙には大法則がある。
善きにせよ、悪しきにせよ、自分でなしたことは必ず本人に戻ってくるのだ。
それは、個人個人から、星の単位にいたり、さらに大宇宙のオームの身体の中においても、すべてその法則は貫かれている。

そなたたちの人生においても、さまざまな病や不幸な出来事があったとしても、それは自分自身の想念が生み出したり、己自身の学びのために起こるようになっている。
でも、それは必ずや、自分自身の中にある歪みを修正し、己自身が発したマイナスのものに気づくためであり、その反作用を自分自らが受け止めているのだ。
それが個人の人生だけでなく、文明と呼ばれるものを形づくるエネルギーの流れとしてもあるであろう。

その惑星の人びとの想念が蓄積されると、今度は地球人として、地球という惑星単位でやってきたことに対して償うべきときがくる。
素晴らしいことを積み重ねてきたのならば、素晴らしい結果がその惑星に起こる。
そして、大きく逸脱した道を歩んだ神の子が多いのならば、その反作用というものが、惑星単位で襲ってくる。
そのようなことが起こる。

そしてそれは、太陽系の周期、銀河系の周期、そして最後は大宇宙オームのお身体の周期の中で、必ずやそのやったことに対する結果というものが、起こるべきときというのが決まっている。

そなたたちはアセンションとかいろいろ言っているが、個々人が数年から十年という周期の中で決算を行い、結果を突きつけられるときがあるのと同じように、大きく考えたならば、地球としての周期の決算を、結果を出すべきときがあるということ。
それが、今そなたたちが言っている、地上浄化のときのタイミングになっているのである。

アトランティスのときにおいても、レムリアのときにおいても、ムーのときにおいても、ほかにも数々の文明があったが、最後に必ず天変地異や、大陸が沈むことをもって、その時代の隆盛を誇っていた人びとが、こつ然と文明の頂点から消えうせたであろう。

それは、決算を果たさなければいけない地球の周期のときに、彼らがその結果を自ら受け、償うために、そのようなことが起きてしまったということである。
そのときが再びまた来ようとしている。
その周期が、水瓶座を迎えるこの時期に来ようとしている。

それまでに、神の子としてしっかりと、愛に満ちた思いで文明を築いていたのならば、このようなターニングポイントといわれるときは、少しも恐れることはないであろう。そうであろう。
胸を張ってその時期を迎えればよいのである。

しかし、人類は、ターニングポイントとして結果を出すべきときに、またも神の子としての認識に気づき得なかった。
大宇宙の波動と沿わすことができるほどに精妙な波動に満ちた、高い愛の文明を築くことができなかった。
そういう反省をもって、この決算期を迎えなくてはいけない。
また、そのようなときがきてしまったということである。

3.地球意識としてのテラとガイア

今、地球に、地球を考えようという運動が起きているのを感じる。
それはとてもうれしく、わたくしとしてはとても喜ばしいことであると思っている。
神の自然波動は、大自然を素材とし、その中に生命の息吹を宿らすことにより、三次元の中に神の思いを表現している。
この地球という惑星の身体の、そこここにちりばめながら、大自然のいたるところに神の思いを表現するのが、わたくしたち地球意識の使命でもある。

今、「わたくしたち」と申し上げたのは、わたくしは地球意識の中における男性性の部分である。
聞いたことがあるであろう。
九次元が終わり、惑星意識となるとき、自分のパートナーとともに惑星の中に入り、そこで陰陽のエネルギーでもって、惑星をつくっていくということを。

その中において、わたくしのパートナー「ガイア」が担当していることは、そこに命を吹き込むということ。
命の流れを育むということ。
それを仕事にしている。

わたくしは男性性として、ひとつの強い意思のもとに、空中に分解しないように宇宙空間の中に地球というものをつくる。
その強い磁場の中において、ひとつのコミュ二ティとしての共通目的を持った修行場をつくらんとする意思で、この惑星の基盤をつくってきた。
空をつくり、大自然におけるさまざまな動きをつくってきた。
地球自身の公転、自転を通して、天候を司ってきた。

この惑星の中の、酸素、重力、温度が、どのような状況であれば、生命が育ち、修行できるか。
どのくらい太陽から光の恵みをいただき、愛のエネルギーをいただくか。
太陽からどの程度離れていたらば、寒暖の差の中で、生命がちょうどよく育つか。
そういう環境的なものすべてを司るのは、男性性であるわたくしの役である。

わたくしは「テラ」と呼ばれている。
地球のことを、あなた方は英語で「アース」と言うかもしれない。
しかし、「テロリス」「テラ」という響きは、古来より、わたくしという地球の男性性の部分を指す言葉である。

「ガイア」というのは、水に象徴される女性性の部分を指す。
この間、セレ二ティから女性性を学んだときに、「女性性は水のようなものである」ということを聞いているであろう。
ガイアは、わたくしがつくった入れ物の中で、水を通して命の息吹を生み出す役割をしている。
肉体や細胞というのは、外的につくるだけでなく、そこに命として息づく神の思いを吹き込み、内側から生命力を生み出す。
それが彼女の使命でもある。

わたくしたちは、常に共同作業をしながら、命を育んできた。
わたくしはこの地球の中にある素材・マテリアルで、できるだけのものをつくってきた。
そして、地球の霊界にいる者たちと、地上にいる者たちとの共同作業により、他惑星から来た者のDNAを基本形として使い、今日にいたるまで、地球人類、そしてあらゆる動物たち、植物たち、鉱物、すべてをともに創造してきた。
たとえ原初型のものが他惑星から入ったとしても、その後の子孫は、この地球意識の身体である地球のマテリアルを使って育まれてきた。
その中で、そなたたちは生まれてきたのではないだろうか。
惑星単位において、そのような試みがある。

ただ地球では、「地球オリジナルの人類というもの、そして、地球ならではの表現形としての動植物、環境というものを、表現せよ」というのが、神であるオーム神霊の御意思である。
だから、どの惑星も、それぞれの星が違った個性で、自分たち世界や彩りを表現しているのだ。
それを選択する自由意志も、もちろん我々には許されている。

4.みな地球家族の一員だということ

今の地球人たちが、海を汚し、川を汚し、大気を汚し、食べ物の中に毒物を入れることで、わたくしの身体である地球を傷め、ガイアの命である水の流れまで汚している。
そこにおいて、「できることはないか、地球を救え」と、「地球という環境を汚してはならない」と、立ち上がってくれている者たちが出てきたことに、わたくしはとても感謝し、喜ばしいと思っている。

しかし、地球温暖化が叫ばれ、地球の水の汚染が指摘されているが、それさえ、CO2の問題が解決されればいいという認識に留まっているように思われる。
わたくしはそれをつくづく残念に思う。
そのような状況をつくったのは何が原因なのか。
そなたたちは考えたことがあるだろうか。

先ほどから言っているように、そなたたちの肉体も、ともに生きる動物、植物、すべての命が、地球というこのわたくしたちのつくった環境で、愛の流れの中で、育まれてきている。
皆がつながっていて、ともに生きようとしている惑星、地球の家族である。
その自覚がないから、自国だけがいい思いをし、工業を発展させ、儲けたならば、海や川や山を壊し、汚してもかまわない、さらにいくらでも捨ててもいいのだと思う。
その愛の欠如、その認識の足りなさが、C02を生み、温暖化をつくり、地上の水を汚し、命の根源を汚すという現実を起こしている。

それによってわたくしもガイアも苦しいが、いちばん苦しいのはわたくしたちよりも、あなた方人類であろう。
違うか。

食べ物や飲む水の中には毒が入り、空気を吸えば窒息しそうな汚い空気を生み出し、温暖化で大陸が、家が、大地が失われていく。
北極にいた生き物たちも、南極にいた生き物たちも住めなくなっているのは、誰がどうしたためなのか。

わたくしの育んできた、この惑星の家族の一員であるという自覚がないから、愛なき思いで勝手なことをし、自分で自分の首を絞めて、いちばん苦しんでいるのが、今の人類なのではないのだろうか。

わたくしも確かに苦しいが、それよりも、親は我が身がどんなに傷つこうと、そこで苦しんでいる子どもたちの姿を見るほうが、もっとつらいということを、あなた方は知っているだろうか。
表面的なことを言って、C02を出さず、温暖化を避ければ、それでいいのだろうか。
わたくしはそうではないと思う。

神の子として、神の星に住んでいる家族として、大宇宙の一員として、感謝と愛のエネルギーとして、分かち合い、支え合い、感謝し合い、ともに生かし合うという、愛の思いに立ち戻れない限り、今のようなことは起き続ける。
そのたびに自分自身がいちばん傷つき、何度でも滅びていかなくてはいけないのだ。

その苦しさを甘受してしまうのは、学びといえば、確かに魂の学びではあるけれど、わたくしはあなた方が傷つき、苦しみの中で、恐怖の中で滅びていく姿を見るのは、もう内心うんざりなのだ。
そのような姿を親に何度も見せないでほしい。
我が子が滅びていく姿、苦しんで死んでいく姿を、何度わたくしたちは見ればよいのか。

5.地球家族の一員として自覚すべきこと

表面的なことに留まってはいけない。
本質的なことを学びなさい。

今回、自分たちがどういうルーツで命を持ち、今地球という場所を与えられたのか。
そなたたち地球人は、わたくしの肉体である地球という惑星を、皆で譲り受け、ガイアの命を皆が息吹として与えられ、この地球という星の空間の中で、成長し、学んできた。
長い、長い歴史の中でともに育まれてきた、運命共同体としての家族であり、仲間である。
であるならば、そなたたちは、地球人として何をなさねばいけないと思うか。

温度が何度上がったから、大陸が沈んだからとか、そんなことだけで終わっていてはいけない。
それが人類愛であるように思ってはいけない。
今住んでいるところが住めなくなるから困るというのは、それは人類の勝手というものではないだろうか。
温暖化が止まったら、じゃあまたC02を出し、空気を汚すのか。
それでは少しも学びがないということなのだ。

神の子として、どのように自分たちが創造されたのか。
この星に生きる一員として、何を自覚して生きなくてはいけないのか。
大宇宙の神より愛を分け与えられ、神性きらめく愛のエネルギーを放つ、気高き神の子であるという自覚があれば、自分たちだけがよかれと思い、汚いもので海や川の水を汚し、大気を汚し、鉛のような毒物を海や畑の中に混ぜることは、間違ってもしないであろう。
違うか。

根本を見据えなさい。
表面的なことだけを言っても、根本的なことは何も解決されないのだ。
空気が汚れ、水が毒され、畑に、大地の中に、すべての物の中に毒物を混ぜたのは、あなた方人類であろう。

もし地球であるわたくし自身が身震いし、その毒物を、その不調和な波動を、浄化してしまったならば、天変地異とともにまた大陸が海の中に沈んでいく。
そのときいちばん困るのはそなたたちであろう。

そなたたちが毒物であると思うものすべてが、わたくし地球の身体の中に含まれて、古代より生成されてきている。
鉛でも何でも、それはひとつの役割の中において使われるならば、素晴らしいものになる。

もし、あなた方が汚しているこの空気、水であったとしても、大地を震わせ、雨を降らせ、そなたたちから見たら長い時に思うかもしれないが、自然界の大浄化をすれば、地球はまた、もとの美しい環境に生まれ変わらせることができるであろう。

でも、今、「もう少し待てば、地球人類の認識が、神の子としての愛の思いにたどり着けるから、今ひとたび、その大地を震わす浄化を待ってほしい」という願いを聞き届け、わたくしは自分の身体の表面にはびこる、膿のような、病のような、不調和な波動に耐えているのである。

すべての元素は、もう一度生成されれば、また新たなものの中に使われていく。
そなたたちが毒物だと思っているものでさえ、宇宙の中においては必要なものとして再生されていく。
ただそれが、今の人類の身体にとっては、マイナスに作用してしまう。
それだけのことなのだ。

6.自分勝手なエゴイズムは捨てなさい

地球温暖化により氷が解け、海面の高さが上がり、今そなたたちが住んでいる陸地が、水の下に沈んでいくということで、そなたたち人類が困ったと思っているのではないか。
地球の歴史の中では、もっと大気が熱かったときや、海面の高さが高かったときもあるし、人類がもっと少ない場所にしか住めなかった時代もある。

だから、自分たちにとって不利益だから、地球のためになんとかしようというのは、逆であるということを、わたくしは言いたいのだ。
そなたたちは聞いているかもしれないが、人類が現れるまでは大地が不安定で、亜硫酸ガスなどの、命が住めないようなさまざまなガスが、大地から湧き出ていたときもある。
その時期もまた地球においては大切なときであった。
それらの成分も、地球をつくる大事な原料となり、今日の地球を形づくっているのである。

何ゆえに、あなた方人類にとって、生命の危機になるような状況を生み出す環境に、自分たちがしてしまったのか。
そこがいちばん大事だということに気づいてほしいのだ。

それには、自分勝手なエゴイズムを捨てなさいということ。
運命共同体であり、家族である地球人として、自分の愛を表現できる場を与えられたということ、命の花を咲かすことができる肉体を与えられたということに感謝し、ともに助け合うならば、自滅するような、地獄のような、こんな環境はつくらないであろう。

それは最初から言っているように、宇宙の中での「原因結果の法則」から、自分たち自身が招いた結果であるということを、わたくしはあなた方に言いたいのである。

わたくしがつくったのではないよ。
わたくしは一切のものをあなた方に与えてきた。
あなた方が住みやすいように一生懸命、地球の公転周期や地軸の角度を決めてきた。
そして、宇宙神霊や地球神霊、あなた方でいう天上界の指導霊だね、彼らと相談しながら、最も良い肉体と環境を、今日までつくり、あなた方に与えてきたよ。

大自然の大調和を崩し、悪環境の中で自ら肉体を病み、さまざまな病をつくっているのは誰か。
神より与えられし、本来ならば万全な肉体と、魂の健全さを失いつつあり、肉体と魂の病気に苦しむ状況をつくっているのは誰なのか。
それは、かわいい神の子たちよ、我が子どもたちよ、そなたたちではないのか。
そなたたち自らが招いた結果ではないのか。

7.地球の使命

たまには地球儀を持ち出し、見てごらん。
あなたたちが住んでいる地球は、丸い球体だよ。
この宇宙の中では、惑星はみな球体をしているであろう。
それは、表面張力の中で完結した世界をつくるという構想のもとに、ひとつの完成された世界を表す姿なのだ。

この球という形の中に、すべての命と、すべての可能性と、神から与えられた命の息吹のすべてを込めて、わたくしたち惑星意識は星をつくり出す。
この地球という惑星も、そのような新たな希望を持って、私たちがこの環境をつくったのだ。

先ほど、この者(アマーリエ)に上空から見せていたように、こんなにも命が活気づき、このように多様な魂が宿ることができる惑星は、ほかの天体宇宙を探してもあまりないと思う。
それは、この地球の使命の中に、多様性を受け入れるということがあるのだ。
相反するものであっても、大調和を目的として受け入れる。
そして、自らがほかの異なるものに触れることによって、己自身の個性や使命に気づくようになる。
地球は、神の世界の多様性を表現するという、宇宙のサンプルのような星としての使命を預かっているのだ。

だから、無秩序にあるのではなく、それぞれの惑星の者たちが抱えている個性、特性、それらがまるで博物館のように、少しずつこの地球というところに受け継がれ、残されている場所であるというのも事実なのだよ。

だからこそ、逆にまとまりが悪い。
まとまりは悪いが、異なるもの同士で互いに刺激し合い、多様な文化が発達する中での命のきらめき、活性化が、この地球のエネルギーともなってきた。

地球自体があえて歩んできた挑戦の日々には、さまざまな失敗もあった。
多様なものを受け入れ、統合し、そして、神の世界の多様さに自ら身を委ね、表現していく。
そのように自由に表現できる、地球という惑星をつくることができていることを、わたくしはたいへん誇りに思っている。

そのような多様な試みのあった地球なのだから、あなた方もどうか、一人ひとりの自由意志を尊重しながらも、宇宙のすべてはともに神の意識の一部であり、運命共同体としての一体感のもとに、神の愛の思いを表現している存在が、我々神の子であるということに気づいてほしいのである。

8.地球の愛のバイブレーションと一体化する

それゆえ、孤独な者など本来はいない。
すべてが一体である。
そして、わたくしたちが運命共同体であり、仲間であり、家族であって、地球人類がみな手を取り合い、心の中で互いに愛し合い、信頼し、相手の幸せを自らの幸福として願えるような状況になったのならば、今生み出しているような、自然環境を破壊していくような、身勝手な結果は絶対に起きないであろう。
そうしたら、人類を苦しめる天変地異と呼ばれているようなことも起きないのだ。

なぜあなた方がいちばん恐れている天変地異というものが起きるか。
それは、あなた方の誤った思いの波動の集積が、原因結果の論理で反作用を生み出し、それが限度を超えると、大陸などが分断し、まるで病原菌が白血球によって滅ぼされていくように、あなた方の細胞というものが、もう地球上に存続することを許されなくて、海のもくずとなって消えていってしまうのだ。

「自分たちでは防ぐことができないから、天変地異はいちばん恐ろしい」と、よく言われるかもしれないが、それは宇宙の法則のままに、あなた方が自ら引き寄せてしまっている結果なのだ。
そのことにもっと気づいてほしいと思う。
そうしたら、人命を奪うような、地球規模での反作用というものは、もう起きないであろう。

あなた方が愛の自覚のもとに、この地球人類がみな家族であるという愛の思いで、心と心の手をつなぐことができたならば、今まであなた方を苦しめてきた天変地異はなくなるのだ。

わたくしも神の心と同通し、あなた方も大宇宙の心である愛の心に同通し、皆が大調和して一体となることにより、地球が愛の星として輝くことができる。

わたくしが大宇宙の神からの愛の波動というもので、大自然の環境をつくってきても、そこに住まうあなた方が、その愛の波長に合わぬ振る舞いと、思いを出しているならば、地球として愛のバイブレーションで一体化し、地球自身が成長する次の段階に行くことはできないのである。

わたくしの中にある地球が本来持っている愛のバイブレーションと、地表に住まうあなた方のバイブレーションが大きくずれたとき、あなた方はこの地上に住まうことができなくなるのである。

どうか我が子たちよ、自分たちの神の子としての役割に目覚めてほしい。
あなた方が地球人であることを誇りに思い、愛の思いで生き続け、次の段階において、この地球が愛の星として、神の愛のエネルギーと一体化して生きることができ、皆で手を取り合い、地球独自の文化を発信することができたならば、どれだけわたくしはうれしいことであろう。

そうすることで、あなた方は、この地球に住まう者たちの次なる成長を生み出し、本来の神の子としての、愛の表現段階にいたることができるのである。
そのことをあなた方にお伝えしたい。

もうインターネットを使って、地球をネットワークで包むことができる時代がきていると思うので、地球規模で仲間たちと手を取り合うことは、あなた方にとってそう難しくないと思う。
さまざまな情報や知識がもたらされているであろう。

ただ、それらに振り回されることよりも、あなた方は神の子として、どのような自覚のもとに生きるべきであろうか。
愛とは分かち合いであり、無条件に捧げ尽くし合うべきものである。
愛とはあらゆる命を育て育むやさしさ、おおらかさを秘めているものである。

そこに自分勝手なエゴの思いがあったら、それは大宇宙の波動と共振・共鳴することができずに、脱落しなくてはいけない。
それが宇宙であり、神の絶対的な愛の思い、絶対的な光の世界である。

9.究極の二元論の中で学びなさい

ルシファーのことでも、彼の力がいかに偉大で、かつ困ったものであったとしても、それもオームの神の属性のひとつであるということから、ここに連れて来ることをわたくしが許可した。
彼がいるがゆえに、我々は光の大切さを学ぶことができるのだと思う。
だから、彼を通して愛を学ぶという大らかさを、どうか見失わないでほしいと思う。

ルシファーがどれだけ力を持っているか知らないが、大宇宙の愛の深さと圧倒的な光の量に比べたら、彼の持っている闇の量など、取るに足らないほんの些細なものでしかない。
ルシファーがいなかったとしても、地上にいる人類は、自分たちが住んでいる惑星ひとつ調和できず、汚し放題に汚して、自ら苦しんでいるのではないだろうか。

彼がつけ込めばもっと撹乱されるような弱さ、未熟さを持っているのが地球人である。
であるならば、逆に、地球にいればこそ、ルシファーのトリックにより、あなた方の魂の足腰を鍛える機会があるのだと、そのように思われるがよいかと思う。
それがつらくていやであるのならば、刺激はないけれど、穏やかな惑星がもっとほかにあるので、そちらに行かれればよい。

この地球は「究極の二元論」を学ぶ場所と呼ばれている。
大宇宙の中でも、マイナスの闇のエネルギーの怖さに触れることができる惑星かもしれない。
それゆえに、このように地獄界が拡大し、神の光を遮った空間をつくっている。

でも、闇の深さによって、愛なき者たちの苦しさ、光の大切さ、愛の気高さ、愛の必要性、自らが愛であることを、あなた方は魂の学びとすることができるのではないだろうか。

先ほどから言っているように、知的に勝るもの、芸術的感性に勝るもの、運動機能、そして、念や法力などに強い者たちというように、さまざまな惑星からの移住者を、受け入れてきた。
それによって、地球人の中に多様性をつくり、そこで転生していくことによって、多くの人生を学ぶチャンスが得られる、そのような惑星をめざした。

そして最後とどめが、ルシファーを受け入れることにより、宇宙は二元論で成り立っているとしても、闇に対する圧倒的な量の光の中で、神の偉大さを改めて知るのである。

10.地球家族の決算期が近づいている

あなた方は今地球を汚し、自らが苦しみ、仲間同士苦しめ合い、殺し合うような状況をつくっている。
でも地球意識であるわたくしが、ちょっと身震いをすれば、あなた方の文明は破壊され、海の底に沈み、地球は大浄化の過程の中で、また本来の健全さを取り戻すであろう。
あなた方がこの地球の支配者であるかような顔をしているが、地球の表面に一時住んでいる者たちでしかないのだ。

あなた方は今、エゴにより地球を傷め、自分たち自身が苦しんでいるが、ルシファーがやろうとしていることも同じこと。
自分自らが宇宙に陣取り、宇宙の根源の神にも及ぶと思っているかもしれないが、すべての闇はオームの神が咳払いひとつすれば消し飛んでしまうほど、圧倒的な光の渦の中で、圧倒的な愛の思いで表現されているのがこの宇宙である。

だから、地獄界があろうと、ルシファーがいようと、そのようなことを恐れるな。
逆に、そのような者たちの誘惑を通して、自らの愛のエネルギー、神の子としての気高さ、使命に気づいてほしい。
神があなた方に何を託され、この地球という惑星に送り込まれたのか。
何ゆえに、あなた方が今そこに存在するのか。
自ら自身という存在の答えを見つけてほしい。

あなた方は、目的もなく無軌道に、この地球意識のところに偶然めぐり合わせ、今という刹那的な時だけで滅びてしまうような存在ではない。
永遠の過去から、永遠の未来に向けて命を与えられ、神の愛のエネルギーを分け与えられ、その中において、あなた方の高貴さをもって愛という命を表現し、神の子としての表現形態の中で、宇宙を彩るミッションのために、あなた方個人として、オリジナルの素晴らしさを、才能を与えられて、この地上に降ろされた光の天使たちである。
それを自覚せよ。

そうであったのならば、今の地球の中で互いに傷つけ合い、戦争をし、自分たちが吸わなくてはいけない空気を汚し、飲まなくてはいけない水を汚し、食べなくてはいけない物を育む大地を汚すことができるであろうか。

そんなことにも気づけずに、エゴの思いで生き続ける、表面的なことだけではなく、自らが何者であるかという自覚に、しっかりと根づいたものでなければ、環境問題を叫んだとて、エコ問題を叫んだとて、ほんとうの意昧での解決策にはならないということを知りなさい。

あなた方が地球の中における真の家族となり、そして神の子同士として、わたくしとほんとうの意味で一体となって、大宇宙の一員にふさわしい仲間として、神のもとに出向くことができるように、そのような惑星に今回なりたいと思う。
その決算期が近づいているということを、あなた方に言っておきたい。

11.愛を放つ神の子として生きてほしい

いかなることがあろうとも、わたくしはあなた方を愛しているよ。
ただただ、あなた方がなしたいことをしなさい。
ただ、親として幾度も幾度も、子どもたちの痛ましい苦しみ方、死に方を見るのは忍びないのです。
この場を借りて、わたくしから今日メッセージさせていただいた。
ガイアも脇で「頑張ってほしい」と、「いつもあなた方のことをいとしく思う。愛しています。」と、伝えてほしいと言っています。

動物も植物もすべて、身体の中の大部分が水であり、水の中で命というのが育まれ、循環しているであろう。
そこの中にガイアの思いがあるということ。
それに気づきなさい。

あなた方は宇宙の中の地球というところに放り出され、勝手にひとりで生きている、孤独な人類ではないということ。
大宇宙に抱きしめられ、内も外もわたくしたち地球意識の愛の思いで抱きしめられて、今存在しているということに、どうか気づいてほしい。

我々の愛を受け取ってほしい。
我々の愛に気づいてほしい。
そして、気づいたのならば、どうかあなた方も、愛を放つ神の子として生きてほしい。

そのような者たちが住まう地球というものを、わたくしは夢見ている。
そのような惑星、地球をつくりたくて、古来頑張ってきたのである。
あなた方の行末を、いかなるときであっても見守ろう。
あなた方を永遠に愛していこう。
だから、頑張ってほしいと思う。

大自然の中で耳を澄ませば、わたくしの思い、バイブレーションは、いつもあなた方の中に伝わる。
必要ならば、わたくしの名を呼びなさい。
「テラ」、そして「ガイア」と呼びなさい。

この惑星「テラ」の思い、そして「ガイア」という命の響きが、あなた方の中に、内側からも外側からも答えとして返ってくるはずである。
細胞の遺伝子の中に、わたくしたちの思いが脈々と流れているのだ。
わたくしの肉体を分け持って、物質界のあなた方の身体はできているのだから。

いつでも、いつでも呼びかけなさい。
いつでも、いつでもわたくしたちは答えよう。
否、答えているのだ。

もし、喧騒の中で自分を見失いそうになったら、大自然の中に入りなさい。
そこには、地球のバイブレーション、神の波動が流れている。
そこで、わたくしの名を呼び、ガイアの名を呼びなさい。
そうすれば、あなた方の身体の中から答えが返ってくるであろう。
ひとりではないのである。
そうやって、あなた方の霊性を開発し、高い次元での霊的な目覚めというものを果たしてほしいと思う。

12.地球という星のミッションを果たすために

今、神の子の教えが、素晴らしい書籍となって出ようとしている。
自分が何者であるか。
どのような使命を持ち、どのような愛の存在であるべきなのか。
あなた方は何ゆえに存在していて、何をするべき者であるのか。
こんな簡単なことをわからずして、今まで生きてきたのだと自覚できるほどに、圧倒的な愛の思い、神の子としての自覚、使命、それらに気づくだけで地球人は変わるということ、地球は変わっていけるということを、あなた方の兄弟たちに、どうか伝えてあげてほしい。

あなた方はもうそこに気づいたから、今この場にいる。
でも、多くの兄弟たちは気づいていない。
であるのなら、その知識、智慧を、あなた方の兄弟たちに伝えてあげてほしい。
そして、ともに自覚し、ともに光り、ともに愛の中で輝きなさい。

自分だけ光ればいい、自分だけわかればいいという思いではなく、愛は常に分かち合うものであり、愛は常に命を流れさせる中において、多くの人びとを幸せにしたいと望むことである。
ほかの者たちの幸せを、我が幸せとしていくために、どうかあなた方の自覚と決意をもって、今回の使命に就いていただきたいと思う。

この地球という星の持っているミッションを果たすために、今日あなた方の声を聞き、あなた方に直接メッセしジを送ることができて、とても幸せな晩でありました。
多くの仲間たちに、多くの地球人類に、わたくしの声が届く日がくることを、一日も早く、わたくしとコミュニケートできるようになることを、楽しみに待ちわびています。

あなた方がちょっと気づくだけで、すぐできるのであるということを、どうか伝えていただきたいのです。
今日はありがとう。
もう一度、我が胸の中に戻って来てくれることを、ガイアとともにいつも待っています。

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