Project Eden

まえがき
レムリア・ルネッサンスのアマーリエでございます。
今この時にこの書物を、皆様のお手元にお届けできますことを、心から光栄なことだと神様に感謝しております。
私は、この十年、いわゆるあの世と呼ばれる天上界から、百人近い霊人方からのメッセージを受けて参りました。歴史上の方がたなどの人格霊と呼ばれる方がたです。その内容は、すでに二十冊のメッセージ集で大半が出版されております。
今回のこの書物は人格霊ではなくて、地球、太陽、月、大宇宙オームという、宇宙の意識であります。私が受けたメッセージの究極であり、クライマックスの一冊になると思います。
おそらく私は、この一冊を世に出すために、神様から使命をいただき、地上に降り立ったのかもしれません。
では、なぜ、このような地球規模の救世計画が、起きたのかを、少しご説明しておきましょう。
人類は二十世紀後半にかけて、物質文明を科学の発展とともに追い求めてきました。
唯物思想が蔓延し、神や信仰など信じる者は狂信、妄信のたぐいである、知的な常識人ではないという考えが、特に、戦後の日本の社会通念になってしまいました。
残念なことです。古来、日本は神の国として、日向(卑弥呼)様、天照大神様や聖徳太子などの信仰心篤い指導者のもとに和という、大調和の天命のある国なのです。
今や、この不自然な社会通念についていけない、ついていきたくない若者たちが、無気力になって、人生の目的を見出せずに苦しんでいるのです。そして、否定された自らの存在証明を求めて、数々の事件を起こして暴れて、もがいているのだと思います。上手く、今の社会に適合できたような方がたの中にも、どこか、こんな生き方で良いのかと、魂の飢えを抱えておられる方も多いはずなのです。
いかに科学が進もうと、物質が豊かになろうと、幸福感は、物質的な満足だけでは満たせません。自分自身が何者であり、自分らしく輝けて生きられたときに人は生き甲斐を感じ、魂の充足感を感じ、幸福になります。ならば、私たち人類とはいったい何者なのでしょうか。
実は私たちは神の子という神様のエネルギーの一部なのです。
信じられない方がたも多いでしょうが、神は確かに存在します。そして、私たちは宇宙の意思によりつくられた、神の愛のエネルギーを分けてつくられた神の子であります。
神を否定することは、自らを否定することになります。偏差値などのひとつの価値観だけで他者と比べて、優劣をつけるのではなく、すべて私たちは皆、それぞれが唯一無二のかけがえのない、多様な個性に溢れる神様に創造された愛のエネルギー体なのです。多様だからこそ、神様の宇宙の花園はたくさんの花ばなで彩られて美しいのです。他人と同じである必要はないのです。自己責任と自由意志を持って、自らの個性と神の子の愛のエネルギーを輝かせましょう。
今、地球人類は物質文明や科学文明を発達させて上りつめて、今一度自らの霊性に立ち戻るときが来ています。人間とは、単なるこの物質的な肉体だけの存在などではなくて、輪廻転生して愛の意味を学ぶ、永遠の命を持つ神の子なのだということにもう、人類は気づかなければなりません。
神を目に見えぬからナンセンスだと否定すかと思えば、一方では今世界は、自分たちの神の威信をかけて、最終兵器を突き付けあいながら、滅亡の危機に瀕しているのです。彼らは同じ父を持つ兄弟なのに。エホバもヤーウェもアラーも実は、地球を指導してこられた、破格的なひとりの霊人なのです。だから、モーゼのユダヤ教もイエスのキリスト教もマホメットのイスラム教も、同じ神霊のもとから生み出され、愛し育まれた兄弟たちなのです。
地球に太陽がひとつしかないように、地球を指導して守ってこられた、天上界はひとつです。各宗教がそれぞれの地域性や民族性に合わせて、ギリシャにはゼウス神が西洋文明の源流をつくり、仏陀が東洋の源流をおつくりになりました。中東に、エホバであり、ヤーウェでありアラーである、エル・ランティと言われる神がモーゼ、イエス・キリスト、マホメットという救世主を地上に送り込まれ、指導してこられたのです。それは、科学文明が発達したら、宗教と科学が、東洋思想と西洋思想が、そして、別々の神により指導された者たちが、実は同じ父を持つ兄弟たちだった、地球人類を指導してきた、天上界はひとつだったんだと、今日最後にすべてがひとつに統合されるためだったのです。
人類が地球人として目覚め、新たな使命を自覚する宇宙時代の幕開けの時がもう目の前に迫っているのです。
宇宙中の友だちが、地球人類の飛躍の時を息を殺して見守ってくれています。水瓶座の時代、アクエリアスの時代とは、霊性の目覚めの時代を意味します。地球人同士で宇宙船地球号の中で、兄弟姉妹が殺し合う愚かなことはもうやめなくれはなりません。
地球神霊の父テラ様、母ガイア様の深い愛に気づいたならば、私たち人類は私たちを産み育ててくださった地球を、これ以上傷つけ破壊することをやめて、互いに地球人類として家族だと、国境や民族を超えて、手を取り合い、愛し合い、平和な美しい愛の星地球をつくっていきたいものです。今まで、自らを既成概念で縛り、真の神の子として、自分自身の素晴らしい可能性に気づけなかった私たち一人ひとりが、神の子としての自らの力と尊厳に気づき、神の愛の表現体として輝けるときがくることを願って、この一冊を世に送ります。
皆さまのお心に届きますように。
愛と感謝を込めて アマーリエ
