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Project Eden

第7章 宇宙時代に向けての恋愛論:玉依媛姫

1.恋と愛

2.恋という魔法の意味

3.この地球はほんとうのパートナーと出会う段階にない星です

4.宇宙時代の男女の結びつき

5.感性で愛を感じてください

6.女性の法を世界へ

7.恋愛の喜びに感謝を

8.女性性をトータルに受け止め昇華していく

9.自分の気持ちに正直に生きましょう

10.恋を通して愛の奥深さを学ぶ

11.自分の方からこの世の光となり、花となり、愛をたくさん投げかけましょう

12.家庭の愛を担当するのは女性

1.恋と愛

皆さま、こんにちは。
セレニティ様により、女性性の本来のあり方というものを、宇宙界の女神様の立場によって、皆さま方にお示しいただいたことと思います。
そして、地上の女性たちよ幸せであれ、というために、この金星の法というのは存在するのです。

そして、この女性たちが幸せになるという結びつきにおいて、男女の結びつき、そして女性としての幸せ、それを愛のもとに学んでいく。
そういう体系をつくるというのがまた、金星の法のあり方でもあるのです。

ですから、地球に生きる者たちの立場を踏まえての女性の幸福論というものを、皆さま方の手によって確立していただきたい。
それが皆さま方に、お願いしたい内容でもあると思うのです。

恋愛の大切さ、恋愛というものに落ちたときに、皆さま、むき出しの気持ちになり、ときめきを感じ、さまざまな鎧を捨てて、自分の中にある本性に立ち返り、そして無条件で相手の方に尽くしていきたいと、無償の愛を尽くしていくことで、自分が本来の幸せを感じ取っていくことを学ぶ。
そこからスタートであるということを、この間から、まとめていただいたように思います。

そして、その第一段階を学ばれたわけですけれども。
皆さま方、「恋愛」という文字がありますでしょう。
「恋愛」の「恋」は「恋」という字です。
そのあとには、「愛」という文字が来るのです。
まず恋により始まり、愛に昇華をしていく。
そのための入り口として、恋というときめきがあるのだということを、どうしても皆さま方にお伝えしたいのです。

恋というのは、落ちたとき、ときめくのであって、いくら頼まれても、努力をしても、ときめきが来るものではありません。
意志や意識を超越したところで、相手と出会い、感性によって胸が高鳴り、その出会いの中で、愛の入り口、第一歩を踏み出す、それが恋のときめきかもしれません。

でもそれは、時期が来れば、その情熱というものは冷めていくものなのです。
そしてそのあとに来るものとして、これから愛というものを、ほんとうの愛というものを学んでいく。
そのために神様はおつな喜び、おつな配慮をしてくださったということが、恋愛という、恋の魔法のような喜びであり、そのためにそのような甘美なものを神様が与えてくださったということを、今日お伝えしたいのです。

前回のままでおりますと、まるでそのような恋のときめき、それがすべてであるというふうに思われがちでありますけれども、それは、そのあとに来る、愛というものを学ぶためのプロローグであるということを、学んでいただきたいのです。

玉依媛姫(たまよりひめ)

綿津見大神(海神)の子で、豊玉媛の妹。
現在は天上界において、弟橘媛(日本武尊の妻)や豊玉媛とともに竜宮界を治めており、弟橘媛と豊玉媛が地上に生まれているため、天上界から女性の法を降ろしている。

2.恋という魔法の意味

ですから、恋は一瞬で激しく燃え上がっていくかもしれません。
でもその中において、燃え尽きて(愛が)現実に伴わなかったとき、お互いに愛という、育み合うという思いを忘れたときには、恋が恋だけで終わってしまう。
だけど、踏み出して勇気を持って、愛を学ぶために人生をがんばっていただきたいと思います。

でもそのあとに来ること、それはお互いに、今度は愛し続けていくという、ちょうど恋愛で始まり、結婚愛に至るように、互いにいいところも、悪いところも受け止め合い、認め合って、その中で、お互いの素晴らしい神性を育み合っていく。
絶え間なく続いていく、終わりなき愛の始まりというものが、今度は愛の中にはあるのです。

愛というのは、静かなものかもしれません。
情熱的なものではないかもしれません。
でも、その中で、お互い育て合っていくという思い、その愛の循環、男女の結びつき、生かし合い、そのことを学ぶ。
それがある意味でいうと、男女にとって、いちばん必要なメインイベントのところであるのです。

男女の結びつきにおきましても、性行為というものもあります。
なぜ性行為が、あのように甘美なものなのか。
皆さま方、お考えになったことがあるでしょうか。
子どもをつくることが苦痛なことであるだけであるのならば、神の子たちは、子どもを産まなくなることでしょう。
それと同じで、愛というものがただひたすらに、自分を抑え、忍耐の中で育むことだけであると思ったのならば、人々は絶望してしまうかもしれない。

そのために、神は人々に恋という魔法を、そして性行為という悦びを与えて、その中で愛というものを育んでいきなさいと、その使命を明らかにしていきなさいと、それを肉体の中においても、神様は埋め込んでおかれた。
そういうのが、愛というものの実体にあるということです。

それはとても三次元的なものに根ざしたものかもしれない。
でもそのすべてが、わたくしたちを育んでくれる、学ぱさせていただく、愛の営みがすべてであるということ。
それをトータルに受け止めていただきたいと思うのです。

3.この地球はほんとうのパートナーと出会う段階にない星です

皆さま方がこれから愛の時代をつくっていくとき、いちばん大事なことは、神の子として、おのれ自身のピュアな思いに正直であるということです。

わたくしたちこの地球は、まだ自分のほんとうのパートナーと出会う段階にない星であります。
ですから、ほとんどの方が、自分のほんとうのベストーパートナーとは出会っていないかもしれない。
出会っているかもしれない。

でもその中で、いかに自分と合っていなかったとしても、男女の出会いを通して、自分の女性性というものを、合わないなら合わないなりに、何ゆえに合わないのか、そしてその中において、自分がどういう人間であり、どういう女性であるのか。
そして男性というものは、どういう多様な価値観の存在があるのかということを学ばせていただくために、今の地球というものの男女のあり方という学びがあるのです。

ですから、今は同じ価値観で、統一できず、お互いに傷付け合うことも多いかもしれない。
自分たち自らが、神の子であるということすら気づかない神の子たちの中で、自分が、本来は愛のエネルギーそのものであるということすら気づけない。

そして愛を与えていくことより、愛をむさぼり、愛を奪うことだけに汲々としている存在であるのならば、男女の愛がうまくいくわけがないのです。
でもそれを通して、大きな大きな学びを、今、与えていただいている。
それが今の地球の段階であるということです。

そのうちに自分たちが、愛のエネルギーそのものであるということ、そして皆が本心のピュアなむき出しの思いに、正直に生きていくことがわかったのならば、人びとは、今あなたたちが体験しているように苦しまなくても、苦しみ少なく、本来の男女のあり方というものに帰っていける。
そのようなときが、この先、来るということなのです。
そのために、新たな価値観を出さねばなりません。

女性たちの中に、本来の幸せは何であるか、それをしっかりと導き出すために、セレニティ様が女性性のあり方ということを、お話しくださいました。

そしてセレニティ様の女性性のあり方ということを、しっかりと女性の基本法として学ばれたのならば、今度は三次元の、この地球に住む者たちとして、しっかりと地に足の着いたあり方で、男女のあり方ということを学ぶようにしなくてはなりません。

4.宇宙時代の男女の結びつき

わたしたちの肉体、わたしたちの恋のときめき。それは宇宙時代に行ったときに、ひょっとしたら、結婚の婚姻制度、戸籍そのような社会的な今の時代が抱えているものは、ことごとく打ち崩されていくかもしれないのです。
そうなったときどうするか。
自分の気持ちにいちばん正直に勝負していかなくてはいけないということ。

そうなったときに、耐えうるだけの自分の中の精神性というものが用意できているか、男女の関わり合いができる自分が用意できているか。
そのこともしっかりと学ばなくてはいけません。

反面、考えようによったらば、その点において未熟であっても、今の文明、今の時代は、結婚の婚姻制度という型にさえ収まっていれば、その徳を学ばずとも、目を背けていても、日常の生活の安定というもの、幸福の基本というものは与えられている、平和、平安というものは与えられていく、そういう社会でもあるのです。

しかし、そのうちそういうものが、全部瓦傑のように打ち崩されていくときが来ます。
そうなったときに、ほんとうに自分が女性性として、愛を表現できる存在であるのか、男性として女性を愛するとはどういうことであるのか。
それをわたしたち人類は、もう一度問われるときが来るのです。
男女の本来のあり方も問われる時代が来るのです。

そのときに戸惑わないように、地球に住む女性たちも、男性たちもどのような関わり合いがいいのか、それを学ぶべきときが、今来ているということなのです。

そのような打算とか思惑があったらば、愛のエネルギーというのは交流しないのです。
肉体の欲望、そういうものに惑わされていても、本来は愛のエネルギーというのは交流しないのです。

男性性と女性性、もし結びつくのであるのならば、お互いがほんとうのピュアな、むき出しの神の子として、その役割の中における男女というもので、真摯に向き合って、お互いが愛し合い、恋に落ち、そして二人でともに生きていこうと、生かし合っていこうと。

同じ価値観の中でともに生きていこうと、認め合い、和合していく。
そのような思い、まず心の思いが、交流し結びついたとき、その結果が肉体としての合一になり、そしてそこに男女のエネルギーというのが回り出す、そのような順序があるのです。

そのときに、もし打算のようなもので、男性と女性が向き合って、結びついていくような、今までの地球時代の結婚制度、婚姻制度の中で築かれた価値観の中でしか、異性というものが認められず、そのようにしか接していくことができなかったのならば、宇宙時代の結びつき、男女の結びつきというのは、もうできなくなっていくということ。
そのことをどうか心得ていていただきたいのです。

5.感性で愛を感じてください

あらゆる形というのは、思いがあって形になっていく。
形から内面に入るのではなく、思いがあって、まず外側に形になっていくということ。
すべてそれが基本であります。
思いにおいて、愛する人には自分を理解していただきたいと、そしてひとつに戻りたいという、そういう男女のエネルギーが働きます。

そのときに、皆さま方の中には、今は多様な価値観の中で、結婚生活によって苦しんでおられる方たちもいるけれども、いつか宇宙時代が来たときに、皆が神の子であるという、その神性のもとに、同じ価値観で結び合ったとき、男女はほんとうの意味で、同じ価値観の中で、同心円の中で、ともに和合し、愛の男女のエネルギーを交流させることができます。

そうすれば、あなた方が離婚とか再婚とか、失恋とか繰り返している価値観の相違による別れ、分離というものから、その悲しみから解放される、そういう時代が来るということもまた事実なのです。
でもそのときが来るからこそ、逆にしっかりと自分自身の中で、愛というものは何であるのかということを、学んでいただきたいのです。

知で愛を説いても、知で愛を感じようと、理解しようと思っても、無理だということです。
特に女性は無理であるということを、前回この者(アマーリエ)が皆さま方にメッセージで伝えているはずであります。

感性において心において、どうか皆さま方、愛というものを感じてください。
そして愛を学ぶために、わたしたちは転生輪廻を繰り返し、地上に肉体を持っているのだと、そのように思われるのであったのならば、女性性というものを通して、地球に神の子としてどのように存在するべきか。
男性の前において、どのような愛を与えるべきか。

地球に向かって、どのような母性としての愛を与えていくべきか。
自分を役立てていくか。
神に感謝する、神の子として、どのように自分の人生を表現していくか。
そういうすべて、愛の学び、愛の表現になっていくということ、そのことを学んでいる。
そういうのが神の子であるのです。

その一部として、本来がひとつであった男性性、女性性が切り離され、そしてあなた方であるならば、女性性であるということを、クローズアップして学ばせていただいている、今回の地球の転生であるということです。

皆さま方は、次のときは男性で生まれる方もおられるかもしれない。
でも今回、女性で生まれ、そしてセレニティ様の愛の法を、女性の法というものを学ぶチャンスに遭遇したということ。
そのときを、今回のチャンスを、しっかりと受け止めて、どうか女性として生きる道を、深く深く学んでいただきたいと思うのです。

6.女性の法を世界へ

今回、女性の法を降ろすということは、日本神道をはじめ、天上界の女性霊は一丸となって、あなた方に期待を寄せております。
それをひとつのテキストとして出すことによって、新たな時代の女性のあり方を、学びの姿を、指導していきたいと願っているからであります。

今世界中の女性たちは、自己主張ばかり激しく、自らの愛が何であるかもわからず、かつ今の若い女性たちの姿を見ても、自分の中の愛の姿の原点というものを見失い、物に溺れ、物質的な中において、愛を打算で測る。
そのような嘆かわしい姿が蔓延しているように思うのです。

そのような時代に終わりを告げていく、次の時代であるのならば、どのような姿こそが、尊き気高き女性の本来の姿であるのか、それを示さねば、彼女たちもどのような方向に行ってよいかわからないと思うのです。
どうか皆さま方でお手本となり、新たな仕事を、女性の法というものをつくるというお仕事をお願いしたいのです。

皆さま方は、愛というものをわかっておられるように思っているかもしれないけれども、今まで女性というものが法という名のもとに、自らの性というものを学ぶ機会というのは与えられませんでした。

そして宇宙の根源の秘密を学びながら、そして自分自身の心のしくみ、それとともに肉体のしくみというもの、そこにどれだけ神が大いなる神秘と愛と智恵と、神の子としての本来の姿というものを刻み込んで、皆さま方を地上に送り出しているか。
そのことをよくよく学んでいただきたいのです。

7.恋愛の喜びに感謝を

恋というもの、それを不思議に思われるかもしれませんけれども、そのあとに続く、愛という奥深いものを学ばれるために、恋というものがあるということ。

すべての喜びはそのあとに来る、もっともっと価値のあることを学ばんためにあるということ。
そのあとの愛を学ぶには、まず恋というものを通して、理屈ではないと努力してやるものではないと学ぶということ。

とにかくある日突然落ちるように、この人でなくてはと思う、打算のないところで、そしてその人の喜ぶ顔、幸せになる姿を見たいがゆえに、必死に献身的な愛を、無償の愛を捧げていく。
そのようなかわいらしい、そのような一途な姿に、まず戻す。
それが恋の大事な役目であるのです。
そこで、そこから愛が始まるんだよということを伝えているだけなのです。

まず見返りを求めない、一途な無償の愛、そこが原点なのです。
そこにおいて魔法がかかったように、相手に虜になるんだよと。
それは理屈ではないんだよ。
頭で考えることじゃないんだよ。
お願いをされることではないんだよ。
努力をしてなることではないんだよ。

それは自分の心の中のときめきが、その相手の存在との関わりを通して、惹きつけ合う、学ぶべきことがお互いにあるという、磁力の法則のようなものでいっとき出会っている。

だからそのすべてのその出会いを、大事にしてください。
二人が出逢えたことに感謝をしなさい。
その中で愛ができたら育んでいきなさい。
そしてそこから、愛の本来の奥深い、深みが始まるのですよと。

そういうことを「恋愛」という文字の中に、その自然な思いの流れの中に、神はわたしたちに、そういうおつな喜びといいますか、幸福感というものを埋め込まれているということなのです。

8.女性性をトータルに受け止め昇華していく

今まで女性の幸せの中において、法の体系の中において、そういうことは一切無視され、抑圧されてきました。
見て見ぬふりをされてきました。

セックスにおいても、女性は悦びを感じないものであると、そのようにすべて蓋をされてきたではないですか。
そしてそういうことを口にすることも汚らわしいと言われてきた、そういう人類の歴史があったはずなのです。
女性は「もの」であるかのように売り買いされ、男性の権力の証となりました。

でも本来は、もうそういうことから解放されて、女性であったとしても、そういう悦びがある。
誰がその悦びをつくったんだと言ったら、それは神がおつくりたもうたものなのです。
それは宇宙の根源的なエネルギーであり、エネルギーの表現であり、そしてそれは、神がお望みになった表現方法であるということなのです。

ですから少しも罪悪感を覚えることはなく、なぜそこに悦びがあるか。
そういう性行為による悦びがあるか。
そこにちゃんと男女が惹きつけ合い、悦び合い、求め合い、そしてそこに最後結ばれていったときに、次なる創造原理が働いていく。

そこにこそ最も重大な使命があるがゆえに、男女は出会っているんだよと、悦びがあるんだよと。
肝心要なところにはちゃんと悦びというものを、神はおつくりになり、埋め込まれているということなのです。

そういうことを口にするということは、恥ずかしいことと思われるかもしれないけれども、自分の女性性というもの、女性の心と体というものを、トータルに自分自身で受け止め、人類は昇華していかなくてはいけません。
そしてその中において、新たな男性との結びつきをしていく。
とてもシンプルなことであるということです。

9.自分の気持ちに正直に生きましょう

大きな大きな結婚式をして、世間体のために、周りのために、愛する人でもない人と結ばれていく。
そういうことは、もう次の時代はなくなっていくことでしょう。

多くの人たちが、自分の中で本来の愛するべき人を探し、そしてそのときにいないのであるのならば、無理に結婚しなくてもいいと、そのくらいシンプルに考えていく。
それでほんとうに出逢えたことに対して、喜びを感じて、感謝を感じて、男女が手を取り合っていく。

そしてさりげなく二人で手を取り合って、並んで歩いている。
その姿に愛が満ち溢れる。
それこそがすべてであると。
今のように、形から、その夫婦の愛というものを憶測で限定する、そんなものは、もうまかり通らない時代が来るということです。

ほんとうに幸せかどうか、皆が霊的な目で見ればわかってしまう。
お互いに偽っていたのなら、それはお互いにとって、魂を縛り合う関係になるのだから、ある程度になったら解消して、お互いの本来の結びつきの相手に戻っていく。
そうやってゆく時代すら来るかもしれません。
そのときに自分の心に素直に正直に生きるということに慣れていないと、またまた混乱が来るということです。

わたしたちは、自分の気持ちに正直に生きましょう。
それが他人を傷つけることで、許されないかもしれないけれども、まず自分が神の子であるという、その神性というもの、それが愛であるのならば、裁いたり、人から奪ったりする愛に喜びを感じるわけはないのです。

神の子として神性をしっかりわかった上で、自分から男性を愛する気持ち、それが出てきたときには、自分も他人も、相手の男性も、みんなを幸せにしていくエネルギーに変わっていくはずなのです。
そして創造原理というのは、本来そこからしか生まれないということです。

どうか皆さま方、ご自分の愛を語ることに、勇気を持ってください。
今の地球の環境においては、統一した価値観の中で皆が生きていないから、お互いにすごく苦しめ合い、同一の価値観の中で生きられないということで、傷つく方も多いかもしれない。
けれども、今のこの時代の洗礼を受けて、あなた方は大いに魂が磨かれているということです。

それを糧に今の苦しみを乗り越えていくからこそ、次の時代に来る、本来のシンプルな、むき出しの男女の関わり合い方、とてもシンプルだけど、誠実な本物の男女の愛というものに遭遇していったとき、皆さま方は心の底から喜びを感じられるはずです。

ですから、余分なもので自分の魂を飾ることなく、むき出しに神の子として、おのれ自身の心に正直に生きることをもって、魂を磨いていただきたい。
人生を磨いていただきたいと思うのです。

10.恋を通して愛の奥深さを学ぶ

この地球の女性たちよ、次なるステップが訪れました。
宇宙の中における自分の女性性としての本来の役割、神により創造されたときからの、宇宙における受容性と母性というもの、クリエイティブなものというものを教えていただきました。

美の表現者であれということも学ばせていただいております。
その上で、地球における男女の関係というものが、これから大いに変わっていくということ。

これまで、ひとつの時代や民族、宗教、習慣の中に、ある意味では皆は束縛されていたけれども、逆にいうと、もう、それによって守られていた時代は終わりを告げるのです。
とてもシンプルになっていきます。

そのときに、ほんとうに皆さま方がさりげなく神の前にお互いに立っていく、さりげなく存在していくこと。そこの中にこそ、愛というものが、奔流のように、皆さま方の個性として輝き渡るのです。
そういう時代が来たときには、偽物のもの、見せかけのものというものが、もう通用しなくなりますから、その中において、ご自分の正直な真摯な姿を通して、男女の関係というものも認め合っていく時代が来るということを、申し上げておきます。

そのために、どうぞ勇気を持って、ご自分たちの神性というものと向き合ってください。
そして恋というものを通して、愛の奥深さというものを学んでいく。
究極はそこに行き着くということ。
そのことをどうか、皆さま方の中で、肝に銘じていただく、お腹に落としていただく、それを皆さま方に伝えておきたいと思います。

出産におきましても、男女の出会いにおきましても、すべて神のご意志に組み込まれた中にあります。
出産による痛みも、もし安易に産んでしまったのならば、どうでしょう。
今でもあれだけ痛い思いをして十月十日抱えて産むにもかかわらず、子どもを平気で捨てていき、殺してしまう母親たちが、今います。
あの痛みがなかったなら、もっともっと安易に子どもを産んで、イヌやネコのように産み捨てることでしょう。

あの痛みにも意味があるのです。
そして性的な悦びの中においても、悦びがあることを通して、あなた方は子どもを産んで、お互いの愛を深め合いなさいという、神のご意志によってあの悦びがあるのです。

すべての感情、すべての肉体の反応、それは神のご意志のもとに、わたしたちに対する、ある意味でのエール、声援であるということ。
深い意味があるということ。
だから答えは、すべて自分の内にあるということです。
答えはみんな埋め込まれているということです。

どうか皆さま方、そこに意味をちゃんと感じて、自らの神の子としての存在、役割、存在意義というものを、学んでいただきたいと思います。
そこに答えがすべてあるということです。

11.自分の方からこの世の光となり、花となり、愛をたくさん投げかけましょう

そしてこれからの時代、男女がほんとうの価値観のもとに結び合い、お互いを受け入れ合い、高め合い、必要とし合い、生かし合い、相手の神性を最大限に発揮する、そのような関わり合いが、男女の中で自然に行われ、多くの幸せなカップルが満ち溢れる。
そういう世界が実現する。
それがまた、未来の宇宙時代の神の星、愛の星のあるべき姿なのです。

高価なブランドものなどのようなものを買ってくれる、IT長者のような男性を見つけて幸せになりたいと思う、そんな思いというもの。
そして、あの男性と結婚したらベンツに乗れるとか、そのようなもので選んでいくような浅ましい女性たちの思いというものは、もう消え去っていかねばなりません。

そんなものではない時代が来るということ。
それには、女性たちが自分たちの中にある愛の気持ちに、真摯に正直に生きるということ。
それをまず第一歩から学ばねば、この社会は立ち直っていかないし、男女の根源的な姿というのは変わってはいかないのです。

女性は守られることを望み、そして自分からは踏み出せない一輪の花であるがゆえに、必要以上に自分の身を守ろうとし、男性の保護を求め、自分の環境を守るために、ある意味で打算で、そういうものを男性に求めすぎることがあります。

でも、そういうふうに自分を守ろうとするのではなくて、自分の方から、この世の光となり、花となり、多くの人びとを祝福し、男性たちを憩わし、この時代の母として、愛をたくさん投げかけていこうと思う姿の中に、女性愛としての美しさというのは輝いてくる、そういう時代が来るのです。

どうか、その観点に立って、もう一度現代の女性たちよ、ご自分たちの愛を見直していただきたいのです。
あなた方はもう一度、正直に、女性として恥ずかしくなく、女性愛を生きているか、ということを問いかけていただきたいのです。

それをしなければ、次なる時代に宇宙時代が来ると、愛の星が来ますようにと皆さま方は望んでおられるけれど、その時代に生きる女性として乗り遅れてしまう、立ち遅れてしまうということになるということなのです。

12.家庭の愛を担当するのは女性

それをどうか、皆さま方で、もっともっと掘り下げて話し合いをしていただきたい。
まったく本質的なものだけが、むき出しになる時代が来るということです。
それに耐えられるかと、逆に問いたいぐらいです。

でもそうなったとき、ほんとうにむき出しの神性としての皆さま方の、女性性のエネルギーがあふれたとき、男性もまた、本来の素直な、素朴な、ピュアな自分の男性性というものを、皆さま方の前に示すことができるということです。

女性がまず愛というものを正直に表現しなくては。
男性は、愛というものに第一義に関わり合うというよりは、社会変革とか、そういうことに興味が奪われている、それが男性のエネルギーでもあるのです。

ほんとうの男女の愛を結びつけるのであるのなら、女性がまず努力してください。
女性がまず真摯に正直に、本来の愛として向き合えば、男性も変わります。
命がけの愛は、相手の方も変えていくものです。

それぐらい、自分を守ろうとする思いから離れ、皆さま方が女性愛というものを、どのように表現して、男性たちに向けて、その愛を発信することができるか。
そこまで自分の中で、自分の安楽さ、安全性というものを度外視して、自分の存在を輝かせていくことができるか。
それが皆さま方に与えられた、ある意味での課題になるかもしれません。
これから生きていく方々の課題になるかもしれません。

そういうものは、一切取り払われる時代がやってきます。
これから、さまざまな人種、民族、宗教、科学文明、そういうものがみんな一度るつぼに投げ込まれ、そして新たな宇宙時代の幕開けをしていく、価値観の大変換期というものが来るのです。

そのときに当然、男女のあり方というものを変えていくことが要求されているということです。
そのときに家庭愛、男女の愛の関係の基本を、いちばん支えなくてはいけないのは、女性たち、あなた方であるということです。

男性たちは社会の変革に忙しいのです。
でも男性であっても、男女の愛による心の安らぎというのは、幸福感の根底にあります。
人間として、男性として、女性として幸せになるのは、やはり男女の愛、家庭の愛にあるということなのです。

そう考えたら、その部分を責任を持って担当しなくてはいけないのは、女性たち、皆さま方であるということなのです。
そのために、この時代の、太陽の法が説かれた今のときに、金星の法が急速降ろされているのです。

社会が時代のうねりを受けて、変わっていきます。
変革していきます。
そのときに人びとがけっして不幸のるつぼに落ちないように、男女として愛を見失わないで、しっかりと育んでいって、本来の神の子の愛の姿に、男女の姿にもっていくことができるように。

そのときに舵取りをするのは、女性たちにこそ責任があるということ。
それを神は期待されているということ。
そういう意味で、今、女性の法が説かれている時代であるということです。
どうか皆さま方、これからもよろしくお願いいたします。

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